
「ずぼんぼ」は、江戸時代から親しまれてきた、紙を使った素朴なおもちゃ。四つ脚の動物や獅子舞などをモチーフに、風を受けて動くその姿は、遊びの中に日本の暮らしや文化が息づいています。
「三河ずぼんぼ」は、その伝統を受け継ぎながらも、新しい発想で広がる紙玩具のかたち。動物に限らず、空想のキャラクターやユーモラスな造形、モダンなデザインまで、自由なアプローチで制作すること、想像、創造を楽しむもの。
紙ならではの質感や風合いを活かしながら、イラストやデザインを加えて「作品」として楽しんでいただける紙玩具です。デザイナーやクリエイターの手を通して、時には白紙の型紙に描かれる子どもたちの無限の想像力から、一つひとつ異なる魅力を持った「三河ずぼんぼ」が生まれていきます。
遊ぶ楽しさとつくる喜び、そして紙の温もりを未来へ。
それが「三河ずぼんぼ」の目指す世界です。
About “Mikawa Zubonbo”
“Zubonbo” is a simple paper toy that has been loved since the Edo period.
Often modeled on four-legged animals or lion-dance figures, it comes to life as it catches the wind—an expression of everyday Japanese culture woven into play.
Mikawa Zubonbo carries on this tradition while opening the door to new ideas in paper play.
Not limited to animals, it embraces imaginary characters, humorous forms, and modern designs. It is about creating freely, imagining boldly, and enjoying the process of making.
With the unique texture and warmth of paper, enhanced by illustration and design, each Zubonbo becomes a little work of art. Through the hands of designers and creators—and sometimes through the boundless imagination of children sketching on a blank template—every Mikawa Zubonbo takes on its own special charm.
The joy of play, the delight of making, and the warmth of paper carried into the future.
That is the world Mikawa Zubonbo seeks to share.
用意するもの
はさみ・カッターなどパーツを切り出す道具
のり・ボンドなどパーツを貼り付ける道具

1.パーツを切り出す
はさみ、カッターなどを使って用紙からパーツを全て切り離します。切り取り線は「実線」です。「点線」は折り線なので、間違えないようにしましょう。怪我に注意!

2.点線にそって折る
切り出したパーツの「点線」にそっております。体、顔は折った後、所定の位置でのりなどで貼り付け立体にします。
耳は、切り取り線より大きめに切っておいて、両面が柄になるよう貼り付けてから、細かく切り出すと仕上がりが綺麗です。

3.各パーツを体に貼る
体に顔、脚、しっぽなどのパーツを全て貼り付けます。ずぼんぼの種類によっては、パーツの貼る位置を少し変えてみると、キャラクターの雰囲気を変えることができます。お好みの位置ではりましょう。

4.完成!
ずぼんぼが完成しました。あとは、脚の先に適宜「おもり」をつけて、団扇で扇いで『ふわふわ』を楽しみましょう。「おもり」は、シジミの殻、クリップ、ボタンなど身近にあるもので構いません。フワッと浮いてから脚から着地するよう、適度な重さのものを探してみてください。
ずぼんぼと
シジミ
団扇などで扇いで、ふわふわ、ゆらゆらと不思議な動きを楽しむずぼんぼ。安定させて踊らせるためには、足先に錘(おもり)を付けます。昔ながらのずぼんぼの作り方としては、蹄を模って「シジミ」を付けていました。



